|
2007年3月24日(土)
むふむふです〜。
なぜか週末は映画の話ばかりしてますが
今日は「リンダリンダリンダ」という
お気に入りの映画についてちょっと。
この映画は若手のなかでもとくに注目されている
山下敦弘監督と向井康介さんの脚本の作品です。
あらすじとしては韓国人留学生を含む女子高生4人が
学園祭でブルーハーツの曲をバンド演奏するまでの
数日間をただ淡々と追うというような内容です。
高校生のお話なので友情、恋愛、勉強、クラブ活動と
当然のようにいろいろな出来事あるわけなんですが、
でもストーリーはほんとうにただそれだけです。
ただそれだけなのに観ている間は
胸がぎゅうっとしめつけられるような感情で
いっぱいになりました。
自分も高校の時に学園祭でバンドをやったりしていたから、
共感できる部分が多いのかもしれませんが、
この感覚は多分誰しもが経験したことがあるんじゃないかなあ
とか思ったりします。
それは例えば、自分にとっては
勝手に授業中に屋上に行ったり、
深夜の校内に忍び込んだり、
学祭の準備で朝早くに集まったり、
好きな子と微妙な距離にいたり、
バンドの練習場所を探してさまよったり、
真夜中の校舎でのバンド練習は小さな声で歌ったり、
しょぼいスタジオなのに目一杯大きな声で歌ったり、
一生懸命なんだけど急にしらけたり、
全部終わった後は抜け殻みたいになったり、
とにかくそういうような青春の一場面です。
こんなんじゃなくてもきっとみんなも
ありふれていてくだらないことだけど
思い出に残るようなことってあると思います。
多くの人がきっと味わっただろう甘酸っぱい感覚。
この映画にはそれがたくさんつまっているんです。
映像にはちょっとひんやりした空気感が漂っていて、
それと対比するように初期衝動を爆発させたような
なげやりで、でも一生懸命なバンド演奏がとても印象的です。
そして、特にお気に入りのシーンは
やかましい演奏をバックに
誰もいないしんとした校舎の映像が
いくつか流れるところ。
その場面はきっと観ている人にとって
それぞれの想いに浸れる時間だと思います。
|