たいたん。炊いたもの、という意味の京都弁。江戸風に言うと「水菜の炊いたもの」ということになるのだろう。が、これじゃ名詞にならない。たいたん、でなきゃだめなのである。
「おかんきょうのごはんなに?」「みずなのたいたん」これは関西の夕方ごろにはよくみられる会話である。
タイタン。神秘的な響きである。カート・ヴォネガットの小説「タイタンの妖女」を読みながらちびちびとウイスキーを飲む。アテはもちろん、水菜のたいたんで。
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京野菜の代表選手でもある水菜をおあげなどとともに炊いたもの。簡単に作れる京都のおばんざいです。
これは単なる調理法をあらわすことばでありながら立派な料理名として昇格したという他に類を見ない言葉。
京都のおばんざい屋さんでは堂々とメニューにこう書かれています。活用形には凍み豆腐のたいたん、おこうこのたいたんなどがある。
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