聞き手:ふむふむの森 
 
   
ふむふむ 作品をつくる上で影響を受けたアーティストとかは
いらっしゃいますか?
   
洋 司 それが意外とないんですよね。
   
ふむふむ あ、そうなんだ。
   
敦 子 岡本太郎は好きだよね。
   
洋 司 あー、好きだけど、
影響を受けたかと言われれば
ちょっと違うかもしれないなあ。
   
ふむふむ 好きだけど、影響を受けてないというのは
どういうことなんですか?
   
洋 司 あれ、影響されてるのかな?
どうなんだろう(笑)
鮮明な色づかいとかは好きですけどね。
なんだかね、意識的に誰かを目指したら
いけないんじゃないか、っていうのが
あるんですよね。
   
ふむふむ あー、わかるような気がしますね。
   
洋 司 模倣してつくっていくのは
なんだかよくない気がするんですよ。
それよりももっとお手本にすることが
自然の中にあるんじゃないかな、って思うんです。
だから逆に他の人の作品は
見ないようにしてたかもしれないです。
   
ふむふむ そうなんだ。
じゃあ、例えば音楽とか読み物とか、
直接作品をつくる上では関係ないものからの
影響はありますか?
   
洋 司 僕だけだと思うんですけど、
ファミコンのドットからの影響だったりするんですよ。
   
ふむふむ え!?ファミコンのドット?
   
洋 司 革の色の組み合わせって
8色とか16色の少ない色で表現するんですよ。
   
ふむふむ あー!制限がある。
   
洋 司 そう!制限があるんです。
だからその少ない組み合わせで感動したりとか。
   
ふむふむ そっかあ、その話おもしろいですね。
ファミコンも少ない色数で
いろんな表現をしてますもんね。
   
敦 子 はじめて聞いた(笑)
   
洋 司 たぶんそこから影響受けたのは
僕だけだと思いますけどね(笑)
   
ふむふむ デジタル物から影響を受けてるのは
意外でおもしろいですね。
敦子さんはどんなものに影響を受けましたか?
   
敦 子 日本だと舟越桂は好きですね。
この人の形とかじゃなくて、存在している配置とか
空間が大好きなんです。
祈るような気持ちになるんですよ。
   
ふむふむ なるほどなあ。
空間、っていうのはその中に
自分が入ることができるじゃないですか。
   
敦 子 ええ。
   
ふむふむ そこが重要だったりするんですかね?
人が空間の中に入ることも含めて作品というか。
   
敦 子 それはあるかもしれないですね。
音とかにおいとかも含めて
感じてるのかもしれないです。
お寺で展示をしたときもそういう部分が
かなり大きな要素だったんです。
それこそ湿度だったり、においだったり。
   
ふむふむ そうなんだ。
   
敦 子 だから、それはパソコンの中で
空間を覗いていてもわからないことなんです。
     
    #08『atatの展示会』へつづく
     
前へ 目次 次へ

「アーティストによるジュエリー展 Part4」
atat田中敦子さんが共同展に参加します。
●日時:2008年6月3日(火)〜15日(日)(月曜休廊)
●場所:アートライフみつはし
京都市左京区銀閣寺前町23

「LOVE THE EARTH」
atatがエコをテーマにした共同展覧会に参加予定。
●日時:2008年5月28日(水)〜6月10日(火)
●場所:新宿高島屋 ファム・メゾン8階トレンドメッセージ
 TOKYO in PROCESS