ふむふむ   お店がまた再開される予定はあるんですか?
     
おくやま   やりたい気持ちはありますね。
いろいろ悩むところもあるんですけどね。
     
   
     
ふむふむ   それは具体的にはどういう悩みなんですか?
     
おくやま   もともとはじめにオープンした時は
僕が“カフェってやったらどうなんだろう”っていう
個人の思想からスタートしたんです。
それが続けていくうちに
個人の思想を上回った瞬間があって。
それは給料を払わなきゃいけない、
っていうこととかから
社会との結びつきを感じたからなんです。
だから今は改めてスタートするっていうときに
どういう気持ちではじめればいいのか?って思うんです。

最初は全くやる気持ちがなかったんですよ。
もうこれで終わり、って。

     
ふむふむ   最初にお店をはじめたときのような
お店をやりたいっていう思い入れみたいな部分が
今となっては出てきにくい、ってことなのですか?
     
おくやま   いや、個人としてのやりたい気持ちはすごくあります。
今すぐにでも物件決めて、いくらでできるかとか調べたり。
でもそれにブレーキをかけてる部分があるんです。

これは思わなくていいのかもしれないけど、
これだけみなさんからのあたたかい声があるので
その期待に応えなきゃ、
っていうプレッシャーも正直あるんです(笑)

     
うちべ   ハードルが高くなってるんですね(笑)
     
   
     
ふむふむ   (笑)す、すみません。
     
おくやま   いや、それが喜びなんですよ。
     
ふむふむ   そりゃはじめた時とは同じじゃないですもんね。
     
おくやま   そうなんですよ。
だって最初にはじめたときは21歳で、
ほとんど周りに知り合いがいない状況からはじめたんですよ。
それが今はたくさんの知り合いもいます。
いっしょな訳ないんですよ。
     
ふむふむ   そうですよね。
     
おくやま   やっぱり当時より年齢もいってますし。
それでもやりたいんですよ。
何を残して、何を新しくするのか、とか
僕にしかわからない部分で
整理しなければいけないことが
まだまだたくさんありますね。
     
ふむふむ   個人的にコンテンツレーベルカフェは
よく利用させてもらってたんですけど
あのお店の魅力っていうのは、
もちろん食べ物、飲み物、内装、
たくさんのイベント、ギャラリー、
と、たくさんあるんですけど、
一番は人のあたたかさだと思ってるんです。
それはスタッフと声を交わしたことのないお客さんにも
伝わっている気がするんです。
だからたとえ新しいお店がどういう形になったとしても
その部分だけは変わりようがない魅力だと思うんですよ。
     
   
     
おくやま   それはそう言ってもらえてうれしいですね。
そこも悩んでたんですよ。
自分個人の気持ちで言うと、いろんな知識もついてますし、
最初やった時より安くでできるんじゃないですかね。
人脈も知識も交渉力もついたし。
だから違った感じのお店になってしまってもいいとも思うんです。
ほんとに楽しみなんですよ。
やりたい気持ちはあるから。

はじめてですよ、こういう話をするのは(笑)

     
ふむふむ   聞いていいのか迷ったんですよ、
そんなに簡単に決められる問題じゃないでしょうから。
     
おくやま   いや、僕もたぶんしゃべりたいんですよ(笑)
     
ふむふむ   あはは(笑)
     
     
    第3回につづく
【これまでのインタビュー】
2006年12月19日 第1回 よかったんだと思ってます
2006年12月20日 第2回 またお店をやりたい