ふむふむ   ダカフェ日記をはじめる前から
写真は撮ってたのですか?
     
も り   撮ってましたね。
     
ふむふむ   それは趣味で?
     
も り   いや、プロになりたくて
けっこう真面目にやってたんですよ。
大学4年の時からやってて
ちょうどHIROMIXとかホンマタカシとかが
表に出てきてた頃で見事そのブームに乗って。

その頃、蜷川実花とかHIROMIXとかの女流の人が多くて
アラーキーも「女じゃないとダメだ」みたいなことを
書いてたんです。
でもどっかの評論家の人が
「ただ女の人はすぐやめるからね。
 男は続ける人が多いけど」
みたいな事を書いていて、
それを見て、あ、おれは絶対にやめないって(笑)
たぶんこの人たちよりきれいなうまい写真は
撮れないだろうけど
ずーっと続けてたらみんなやめちゃうんじゃないかな、
と思って(笑)

     
ふむふむ   (笑)
     
も り   だから僕はやめないっていうことを先に決めて、
ずっとやることにしたんです。
で、佐内正史とかが後から出てきて、
ああ、いい写真撮るなあ、って思ったんです。
写真新世紀で賞をとって有名になった方だから
あ、僕も出さなきゃ、って出したんですよ。
そしたらなんかね、
「がんばりま賞」みたいなページが
一番最後にあって、佳作の下ね。
そこに名前が載って、アラーキーからコメントで
「悪くはないんだけど、だるーい雰囲気が・・・」
みたいに書いてあって(笑)
よーし、がんばりま賞に載ったんだから
これはいけるかも!と思って
次の年にまた送ったんですよ。
そしたらまた!
がんばりま賞なんですよ!
で、またアラーキーがコメントしてて
それがまた去年と同じようなこと書いてて(笑)
あ、おれの写真で賞はとれないんだ、って思ったんです。

それと、そのときのグランプリが
自分が子供を産んでるところを
分娩台から自分で撮った写真だったんですよ。

     
ふむふむ   えーっ!
     
も り   出てきたところを自分で撮ったっていうのが
グランプリだったのね。
それを見たときに、
僕が同じ状況でも絶対カメラは持たない、って(笑)
逆にがんばりましょうに載るっていうことは
まぁちょっとはいいところもあるんだろうから
もう賞をとろうとするのはやめたんです。
それからはもうどこにも出してないです。

そのあとホームページのダカフェ(click)をつくって
ずーっと細々、ぼちぼちやってたんです。
で、ダカフェ日記をあとでつくった感じ。
だからダカフェのほうはけっこう長くやってますね。

     
ふむふむ   奥さんの写真がたくさんありますよね。
     
も り   そうそう。
その頃はまだ写真家志望ですね。
     
ふむふむ   本の表紙になっている作品(click)もありますね。
     
も り   うん、あれは使わせてください、って
メールが来たりとかですね。
だから自分で営業とかっていうのは全くしてなくて。
ダカフェの写真でご飯を食べてるわけじゃないんで(笑)
たまにくるくらいで。
     
     
    第3回 「デジタルとアナログ」につづく
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