ふむふむ   今、ダカフェ日記を観てくれてる人たちが
アナログの質感というものをそれほど望んでないなら
デジタルでやるというほうが
エンターテイメント性がありますよね。
     
も り   それは子供が産まれたのがまず第一のきっかけで、
子供によって自分がダサくなっていくというか(笑)
所帯じみていく感覚が楽しくなってきた時に
需要が見えたんです。
自分に子供ができた時にはじめて
子供がいる人が何を望んでるかが
自分もわかるようになって。
     
ふむふむ   うんうん。
     
も り   これはめちゃくちゃ需要があるかも!
と思ってはじめたのが今のダカフェ日記なんです。
     
ふむふむ   なるほどー。
     
も り   ただ若かった頃に
所帯じみたものに抵抗していた自分を
今でも覚えているんですよ。
だからそういう人たちにも受け入れてもらえるように
親ばかになりすぎずに表現してるつもりなんです。

そういう理由があって、
○○ちゃんがかわいい、とは書かずに
〜している○○、というふうに
客観的にしか書かないんです。

     
ふむふむ   言われてみればそうですね。
     
も り   僕はあくまで撮ってるだけで、
僕が主体になって、たのしい、とかの主観は
言わないんですよ。
     
ふむふむ   そう、それがとても訊きたかったことなんです。
最近はネットで育児日記がたくさんあるのに
ダカフェ日記はそれとはなにか違う魅力がある気がするんです。
その理由が写真にあるのか、文章にあるのか・・・
     
も り   それは両方だと思いますね。
あくまでダカフェ日記を書くために写真を撮ってるんですよ。
自分の子供をかわいく撮りたい、
っていうのはないんです。
基本的に自分の子供がぶさいくだと思って撮ってる(笑)
わざとそういうふうに撮るし、言葉も客観的に述べて。
     
ふむふむ   そうなんですね。
     
も り   どうしても自分の主観を言いたい時は
その主観の部分は方言で書くんです。
     
ふむふむ   あー、なるほど!方言出てきますよね。
そういうことだったんですね。
     
も り   がば楽しかった、とか(笑)
その部分は僕の主観だけど、
ここは書かずには
いられなかったから方言です、ってことなんです。
だからエンターテイメント性っていうのは
そういうところに表れてると思いますね。

あとは不快感を与えないようにも
できるだけ気をつけて書いてますね。
例えば旅行に行ったとしますよね?
でもできるだけさらっと書くんです。
忙しくて旅行にいけない人も観てくれてるわけだから。
南の島へ行ってきましたー、みたいなダカフェ日記を
10枚も20枚も書かれたら
せっかく観てくれてる人も
「あーそりゃよかったね!!」って思っちゃうでしょ。

     
ふむふむ   配慮してますねー。
     
も り   顔も出しちゃってるっていうのもありますしね。
そういう意味では僕が本名なのもわざとなんです。
それはネット人格とかじゃなくって
普段生活している自分と
ネットでの自分は同じ自分でいたいからなんですよ。
ふだん生活してる中で
まわりに気をつかいながら生活しているのと
同じようにネット上でも気をつかいたいんです。
     
ふむふむ   すばらしいですね。
     
も り   人物写真をメインで撮っているのに
当時のおしゃれっぽい写真サイトでは
あまりみんな顔写真を出してなかったんですよ。
でもポートレイトがどうしてもやりたかったので
どんどん顔写真を載せていったら、
はじめは「大丈夫なんですか?」とか
「度胸ありますねえ」みたいなメールが
届いたんですけど、
すぐに他のサイトでも
どんどん顔写真が増えていったんですよ。
全体的に顔写真OKみたいな雰囲気になっていきましたね。
本名でやることは人生や普段の生活と同じで
絶対にリセットはしたくない、ということなんです。
恥ずかしい過去があっても絶対に残したいですね(笑)
     
    第6回 「ダカフェ的おすすめレンズ」につづく
前へ 目 次 次へ