むふむふ   スケッチブックなんかをみていると
ほかにはない色使いでとても好きなんです。
     
ひ び   それは月光荘の親父が
虹の色なんかに感銘をうけるような人で
小さい頃には、
あの虹にのぼってみたいと
思うような人でしたから、
色彩感豊かな
この6色っていうのになったんです。
     
むふむふ   素敵なエピソードですね。
     
   
     
ひ び   月光荘は学校販売なんかが多いんですが、
この6色があれば
例えば小学校1年から6年で
色を変えることもできますし、
クラスごとに変えることもできるんですよ。
     
むふむふ   楽しいですねえ。
お子さんに喜ばれそう(笑)
     
ひ び   カルトンなんかでも
オフィスが近いOLさんなんかも買いに来て
仕事の内容によって色を変えたりとか
課長はいつも怒るから真っ赤にしていこう、とかね。
     
むふむふ   (笑)
     
   
     
ひ び   そうやって人間の生活に
色っていうのが入ってきてるんですよ。
だから心の躍動感と結びついたりする
色というものを
ないがしろにしてはいけないと思います。
     
むふむふ   そういう色彩感覚って大事ですよね。
でも、なかなか筆を使って絵を描くのって
できなかったりして. . .
     
ひ び   さあ、これから一枚の絵を描くぞ、と
言って絵の具を使うんじゃなくて
もっと気軽に生活のなかで色を
使って欲しいということなんです。
     
むふむふ   生活に色をですか?
     
ひ び   例えば絵はがきなんかで
今日素晴らしい海でリラックスできたんだよ、
っていう何気ない内容にしても
ふっとプルシャンブルーがひと筆はいっていたり、
ウルトラマリンが一色だけでも塗ってあっただけで
ああ、この人はそういう気分で過ごしたんだなあと
伝わってくるんですね。
     
むふむふ   いいですねえ、なんだかわかります。
確かに色が入っているのと入っていないのでは
印象が違いますよね。
     
   
     
ひ び   それだけでも、もう一つの作品なんですよ。
     
むふむふ   何気ない絵はがきでも一つの作品に成りえるんですね。
     
ひ び   例えば何かを描くとき
真ん中にあれがあって、
太陽の光がこっちから指して
近景がこうで...なんて
考えていると簡単に描けないですよね?
     
むふむふ   そうなんですよね(笑)
     
ひ び   だから
もっともっと日常の生活のなかで
その日のできごとや気持ちを
素直に色を使って表すことが大切なんです。
     
   
     
むふむふ   なるほどー。
     
ひ び   月光荘は画材屋だけれど
絵を描くだけものだけではなくて、
生活の中で色を楽しんでもらいたい
色で遊んでもらえればほんとに
世界が広がるんじゃないか
って思うんですよ。
     
むふむふ   僕たちは絵描きではないですけれど、
ずらっと並んだ絵の具みてると
なんだか描きたくなってきました。
     
ひ び   そうなんです。
だから、
絵を描く人だけを相手に
商売をするんじゃなくて
ほんとにここに来て
いろんな意味で楽しんでもらいたいですね。
     
     
    第3回につづく
【これまでのインタビュー】
2007年2月6日 第1回 宣伝と広告はしない
2007年2月7日 第2回 生活のなかに色を