伊藤尚美(いとうなおみ)

水彩画家、テキスタイルデザイナー。1971年生まれ。94年より作品をパリ、大阪、東京にて発表しはじめる。自身の作品がCMや広告に起用され、版画などが国内外で発表されている。2001年より「nani IRO」というブランド名でテキスタイル画を描きプロデュースする。

聞き手:ふむふむの森 
ふむふむ 実際に絵を描く上での作業的な部分は
どのようにしてるんですか?
スケジュールとか。
   
いとう スケジュールはね、
私はまず、手帳を持たないんですよ。
   
ふむふむ え、手帳ないんですか?
   
いとう そうなんです。
A4のコピー用紙、って決まってるんです。
   
ふむふむ へえー!
   
いとう A4のコピー用紙に例えば4月だったら
4月1日から書けるところまで書くんです。
もう、その時の書き方によって書ける日数が
違うんですけど(笑)
   
ふむふむ あ、それはわりと感覚で(笑)
   
いとう そうそう。
そうやって書いていくと、
1週間くらい経つとその情報が古くなってきていて、
もう1回紙を出してその日から書き直すんです。
   
ふむふむ あー、同じことを書く場合もあったり?
   
いとう そうですね。
それで、忙しい時はそれの1日とか2日バージョンを
つくるんですよ。
で、終わった項目を消していく。
それを消していくのが気持ちいいんですよ(笑)
   
ふむふむ そういうの、ありますよね(笑)
   
いとう スケジュールを書いていくうちに
「あれもやったほうがいいかな」とか
「これはあのスタッフに伝えておいたほうがいいかな」
とかが何回も書き直すことによって
余裕を持って見れるようになるんです。
   
ふむふむ なるほどなあ。
ちなみにどうしてA4じゃないとダメなんですか?
   
いとう ん?B5だとあんまり数字が書けず、
B4だと折らないといけないから(笑)
A4のクリアファイルに入れるには
ちょうどいいんですよね。
   
ふむふむ 手帳を持たない理由は?
   
いとう 何回も書き直すと汚くなっちゃうじゃないですか。
それがいやで。
手帳はいつも途中から白紙になりましたね。
   
ふむふむ 実は僕もA4のコピー用紙が大好きなんですよ。
   
いとう あ、そうなんですか。
   
ふむふむ ノートとかって罫線とか方眼とかついてるのが
多いじゃないですか。
あれがね、邪魔なんですよね。
もっと自由に書きたくなっちゃう。
   
いとう うんうん、わかるわ(笑)
   
ふむふむ あ、A4コピー用紙派の方が他にもいてくれて、
なんだかうれしい(笑)
     
    #10『スポンジのように』へつづく
     
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展覧会のお知らせ
2008春 nani IRO
「衣 まとうころも」

新作のテキスタイル8柄38色と共に肌にまとうものを創作していくつつましやかで豊かな日々の営みを提案します。
●日時:2008.03.19〜23
●場所:LimArt、LimArt annex(東京、恵比寿)
※伊藤尚美さん来場日: 3/20 14時〜17時
 (at LimArt annex)

くわしくはこちらで!

  伊藤尚美さんの本が出版されます。
絵と色の布でつくる
―nani IROの服の本 大人服と子供服

水彩画家・伊藤尚美が手がけるテキスタイルブランド「nani IRO」で作る大人服と子供服を紹介。大人のポンチョ風スモック、子供のフリルつきフレアワンピースなど、柄づかいの美しい作品が満載。 実物大パターンつき。
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