ふむふむ   甲斐さんは本も出版されているし、
Loule(ロル)というブランドを立ち上げて、
ものづくりをしたり、
いろんな活動をされてますので、
まずは自己紹介的なことを
お話していただいていいですか?
     
か い   はい。
そうなんです、いろんなことをやっているので、
肩書きが定まらないことが多かったんですけど、
元々はこどもの頃からの夢は
文章を書くことだったんです。
     
ふむふむ   あ、すごいですね。
夢をかなえてるわけですね。
     
か い   文章を書いて、
本をつくることが一番の目標では
あったんですけど…。
ただ、そこへたどり着く前に
いろんなことをやっていて、
今、著書を5冊出して、
やっと自分で文筆家って
言えるようになったんです(笑)
     
ふむふむ   5冊書いてやっと自分を認めれたんですね(笑)
     
か い   それまでは1冊書いても、
文筆家って言える自信がなくて、
2冊書いてもまだなくって。
だからあえて言わないできたんです(笑)
     
ふむふむ   それはまた謙虚な(笑)
     
     
か い   やっと今年になってから、
プロフィールには、
まず文筆家と書いてもらうようになりました。
そのあとに続く肩書きはなんでもいいんです。
ロルの主宰でもいいですし、
ディレクターでもいいですし。
     
ふむふむ   自信がやっとついた感じなんですね。
どうしてはじめから本を出そうと
しなかったんですか?
     
か い   どうやって本をつくっていいか
わからなかったんです。
だからいろいろな活動をしていたのは、
ある意味で模索していたんです。
     
ふむふむ   あー、そうなんですか。
文章をいつか書くための模索なんだ。
     
か い   私が中学生の頃に、
吉本ばななさんや林真理子さん、
若い女性の作家さんが出てきていて、
みなさん、日大の芸術学部の文芸学科出身だ、
というのを知って、
芸大の文芸学科に行ったら
自分のやりたいことができるんじゃないか、って
幼いながらに思ったんです。
     
ふむふむ   すごい!中学生に?
     
か い   中学1年ですね。
でも、日本に芸大の文芸学科っていうのは、
日大と大阪芸大しかなかったんです。
それで、推薦入学しようと
中学の時に決めてたんです(笑)
     
ふむふむ   うわっ、そこまで考えてたんですか?
     
か い   国語以外の勉強は好きじゃなかったんですよ。
だから推薦で大学に進学しようと思ったんです。
だけど、日大は推薦入学がなかったんです。
     
ふむふむ   あらら。
     
か い   それで大阪芸大にしようと決めました。
つい最近、中学生のときにしていた
交換日記を読み返したら、
「将来は小説・詩・エッセイ、
 文章を書く仕事につく」って、
友達に宣言していました。
     
ふむふむ   中学生でそこまで決めてるのはすごいなあ。
     
第二回 「どうすればいいか」につづく
     

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