ふむふむ   甲斐さんは雑貨にもすごく詳しいですけど、
それはいつ頃から?
     
か い   ちょうどその頃(中学生の頃)から
雑貨にも興味があったんですよ。
フェリシモさんが100枚便箋っていうのを売っていて、
100枚全部、絵柄が違う便箋なんですよ。
     
ふむふむ   おお、すごいですね。
     
か い   1枚1枚大事につかってたんです。
でも、100枚1冊使いきってしまったので
自分でスケッチブックを買ってきて、
全部に模様を描いて
オリジナル便箋をつくってたんです(笑)
     
ふむふむ   わ、それはすごい。
     
か い   だからその頃から
雑貨をつくったりしてたんですよ。
     
ふむふむ   スーパー中学生ですねえ。
     
か い   いまやっていること全部、
中学生の時に好きだったものが
今に活きてるような気がするんです。
     
ふむふむ   方向性や好みはその頃からなんですね?
     
か い   そうですね。
その頃からOlive(オリーブ)
読み出すようになって、
その世界観が好きになったり、
銀色夏生さんが好きになって、
歌謡曲の「作詞」の世界に目覚めたり。
その頃好きだったものは永遠に好きですね。
     
     
ふむふむ   いちばん吸収する時期だったのかもしれないですね。
     
か い   大学生くらいに好きになったものって、
逆にどんどん更新していっちゃう、っていうか。
     
ふむふむ   変わっていくんですね?
     
か い   そうなんです。
嫌いになったわけじゃないんですけど、
大学時代に好きだったフレンチポップが
今、あの頃と同じように熱くなることはないんです。
     
ふむふむ   大阪芸大時代ですね(笑)
     
か い   そうです、計画通り推薦で合格をして(笑)
それで大阪芸大で学生時代を過ごしたんですけど、
卒業を間近に控えていても就職する気持ちがなくて。
     
ふむふむ   わかります(笑)
     
か い   文章を書く仕事をしたいけれど、
どうしていいのかわからないし、
芸大だと就職する友達もまわりに、
ほとんどいなくて。
     
ふむふむ   ああ。
     
か い   ほんとうにどうしていいか
わからない状態になってしまって。
でも、妥協はしたくなかったんです。
     
ふむふむ   悩みますよね、仕事は。
     
か い   やりたいこと以外はやりたくない、
でも、やりたいことがあっても、
その過程がわからない。
そう思ってたんですけど、
なんでもいいから、
できそうなことからやってみて、
最終的にやりたいことへ近づいていこう、
って思ったんです。
     
ふむふむ   それでいろんな活動がはじまったんですね。
     
か い   まずは音楽のイベントをやってみよう、とか、
そういう小さなことからはじめましたね。
     
ふむふむ   へえー。
     
か い   そうやっていろいろ活動していたら、
音楽が好きな人や、洋服が好きな人に、
出会うようになったんです。
その時にレネットさんにも知り合ったんですよ。
     
ふむふむ   あ、そうそう、レネットさんとも
お知り合いなんですよね。
     
か い   そうなんです。
そうやって友達が増えていきましたね。
     
第三回 「Loule(ロル)のはじまり」につづく
     
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