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| ふむふむ |
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ロルの活動はマッチをつくった後、
どういうふうになっていってたんですか?
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| か い |
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マッチをつくった後、すぐに、
山本祐布子さんというイラストレーターの方と
出会って、
一緒にポストカードをつくったんです。
今はもうありませんが、
原宿の「文鳥堂」という書店に
置いてもらってたんですけど、
それをたまたま
ユナイテッドアローズのバイヤーの方が
買ってくれて、京都の私の家まで
電話をくださったんです。
「山本さんの絵はとてもセンスがあるし、
あなたもおもしろいことをやっているから
今後ものづくりを続けていくつもりが
あるようだったらうちで置いてあげる」と
言っていただいて。
それからすぐ、京都から東京まで
その方に会いにいきました。
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| ふむふむ |
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おお、すごいじゃないですか。
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| か い |
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京都の片隅で細々とやっていたところに、
突如として舞い降りてきた出来事で
びっくりしました。
東京に行こうと決めたのも、
その出来事は大きく影響していますね。
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| ふむふむ |
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そうだったんですね。
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| か い |
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東京にでてきてからも、
ユナイテッドアローズの
雑貨のバイヤーさんたちには、
アドバイスをもらったり、
業者さんを紹介してもらったり、
ロルを導いてもらいまいしたね。
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| ふむふむ |
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それは広がりますね。
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| か い |
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でも、雑貨だけをつくっていっても、
自分が文章を書く、ということに
結びつかないだろうなと思って、
常に悶々としていたのも事実です。
でも、悶々としているだけでは
なにも進まないからと、
COTO(コト)という出版部門を立ち上げて、
自分の本ではなくても、出版に携わることを
やってみようと思ったんです。
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| ふむふむ |
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そこがまたすごいですね。
自分でやってしまうんですね。
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| か い |
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このときもまだ、
十分な出版知識があるわけではなかったけれど、
いきなり本を2冊出してしまったんです。
今思えば、無謀なことをしたなと、
無知だからこそできたんだなと思いますね。
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| ふむふむ |
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わ、すごい。
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| か い |
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トリコロールブックスで、
本を出すノウハウを
多少は習得していたので、
それを活かしてみようと。
山本祐布子さんの他にも、
ちょうど独立した頃、
セキユリヲさん、網中いづるさんと出会って、
みんな自分たちの作品集を
出したいと思っていたんです。
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| ふむふむ |
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あ、そうなんですか。
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| か い |
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今ではみなさん、
いろいろな仕事をされていますが、
その頃はまだ、
出版社から作品集をつくることで
声をかけてもらえるような
時期ではなかったんです。
それで、私は本をつくりたい、
みんなは作品集をつくりたいという、
いろいろな条件が一致して
お互いにいい相互関係を築きながら
本をつくることになったんです。
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| ふむふむ |
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いろいろ大変なこともありそうですよね。
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| か い |
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そうですね、
でも出した本を紹介してもらうのに
雑誌の編集の方と知り合う機会が増えて、
その時期くらいからだんだん
雑誌に自分の名前で書かせてもらえるように
なったんです。
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| ふむふむ |
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つながりますねえ。
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| か い |
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それでもまだまだ、
自分の名前で単行本を出してもらうのは
難しくて、遠い道のりでした。
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| ふむふむ |
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あ、そうなんですか?
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| か い |
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単行本の編集の方を紹介してもらったりも
したんですけど、
自分がつくりたい本の話をしても、
たいてい、
「1冊でも甲斐みのりという名前で
本がでていたらいいけれど、
うちが1冊目になるのは難しい」
というニュアンスで断られてしまうというのが
ずっと続いたんですよ。
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| ふむふむ |
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あら。
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| か い |
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すごくそれが悔しくて。
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| ふむふむ |
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うんうん。
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| か い |
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どうしたら1冊目の壁を破れるんだろうと、
もどかしい思いをしていました。
それでも、地道に本を出したい、って
言い続けていたんです。
ちょうどそんなときに、
文筆家で友人の木村衣有子さんが、
「京都の本をつくりたい」といっている
出版社の方を紹介してくださって。
あのときは本当に嬉しくて、
木村さんにも出版社にも限りない恩を感じました。
お話をいただいいてすぐ、
「お願いします!」って、即答でした。
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| ふむふむ |
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やっと念願のとこまできましたね(笑)
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第七回 「京都と東京」につづく
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