ふむふむ   ご家族の方からの影響ってあったんですか?
     
か い   それはすごく大きかったんですよ。
父が元々小説家を志していたんです。
角川春樹さんと同級生で、
よく文学について
語りあっていたそうです。
それから父は学生時代から
俳句の世界にいるのですが、
それも角川春樹さんのお父さんで、
角川書店をつくった、
角川源義さんにの影響があったとか。
     
ふむふむ   へえ!すごいなあ。
     
か い   そんなに大きくないんですけど、
家の屋根裏部屋みたいなところに
父の書庫があって、
そこでいつも私はよく遊んでいたんです。
狭いところが好きだったんです(笑)
     
     
ふむふむ   書庫で遊んでたんですか?
     
か い   かくれんぼしたり、ですけどね。
本は字がまだ読めないので、
絵だけを見たりして。
中学生になるまでは
自分だけの部屋がなかったので、
勝手にここは私の部屋だと
決めていたんです(笑)
     
ふむふむ   (笑)
     
か い   そんなこともあってか、
もの心ついたときから本は好きでしたね。
あとは、父と母と姉、
みんな俳句をやっているんで、
家族間では常に五七五が飛び交ってるんですよ(笑)
     
ふむふむ   すごいなあ(笑)
     
か い   でもちょっと、
特殊な光景かもしれませんね。
     
     
ふむふむ   え、不意に詠みだしたりするんですか?
     
か い   そうです、そうです、
父が運転中に急に詠みだしたりして、
もう常に(笑)
     
ふむふむ   そういうのはいつ頃気が付いたんですか?
     
か い   常に(笑)
     
ふむふむ   私は俳句はやってなかったんですけど、
そういう環境にいたので、
言葉のリズム感や、季語を
自然と覚えるようになったんです。
     
か い   嫌でも覚えそうですねー。
     
     
ふむふむ   きっと、血もありますね。
父も叔父も、国語の教師なんですよ。
姉も国語の教師になったんですけど、
結婚した相手も、そちらの家系も
国語の教師でした(笑)
     
か い   国語ファミリーですね(笑)
でもそんな環境の中で反発することは
なかったんですか?
     
ふむふむ   国語以外わからないんで(笑)
ちょっと数字が出てくると
全くダメだったんです。
完全に血ですね。
とにかく国語、文章を書くことが
大好きでしたね。
     
最終回 「仕事とプライベートの境目」につづく
     
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