ふむふむ   現在カジさんはロンドン在住ですが、
日本と比べてどうですか?
     
か じ   やっぱり天候の影響っていうのは
すごく大きいですよ。
思っていたほど雨はそんなに多くないんですけど、
12月とかはほとんど曇りなんです。
行った年の冬は、さすがに曇りばっかりなんで
(精神的に)落ちる感じがしましたねぇ(笑)
     
ふむふむ   ああ、ちょっと寂しげな(笑)
     
か じ   独特の重い感じですよね。
でもそれがすごくいいんですよ。
ロンドンの雰囲気にすごく合うっていうか。
     
ふむふむ   なんとなくわかりますねえ。
     
か じ   それにUKの音楽が好きな人だったら、
そういう曇りの雰囲気も
好きなんじゃないかなと思うんですよ。
ほら、別に晴れじゃなくても良いっていうか(笑)
     
ふむふむ   晴れじゃなくてもいいんだ(笑)
     
か じ   逆に曇りとか雨の方が
とてもしっくりくるんですよ!(笑)
さっきサンシャインポップの話をしておきながら、
そんなに晴れの日が好きってわけじゃ
ないんですよねー。
     
ふむふむ   あらら、そうなんですね。
     
か じ   あと、季節メリハリのあるのが
すごくいいなあと思うんです。
     
     
ふむふむ   あ、メリハリがあるんですか?
     
か じ   うん、ありますね。
以前スウェーデンとかにも
よく行ってたんですけれども、
冬は昼が短くて、夜が長いし、
夏はなかなか日が暮れなくて、昼は長いんですよ。
ああいうのって日本にいたら
なかなか経験できないことですよね。
     
ふむふむ   そうですよね。
     
か じ   だからこそ夏は「夏を謳歌しよう!」って雰囲気になるし、
冬はメランコリックな感じだったり、
そういうメリハリがあるんですよ。
季節感とか、天候って、やっぱり影響があるんですよ。
     
ふむふむ   なるほどなあ。
     
か じ   イギリスの北の方のバンドって、
ちょっと影があって湿気があるような
感じがしますよね。
マンチェスターとかはロンドンと比べても、
もっと雨が多くて。
だからオアシスみたいなバンドは生まれるのかなと。
     
ふむふむ   ああ、なるほど!
     
か じ   ほら、日本で考えても、
沖縄の音楽って違いますよね。
やっぱり天候って関係してるんですよ。
     
ふむふむ   あ、そうか!
ほんとですね。
     
か じ   90年代、スウェディッシュポップが流行った時も、
やっぱりみんなサンシャインポップって感じが
あったじゃないですか。
     
ふむふむ   そうですよね。
     
か じ   バンドのインタビューなんかを読んでみても
短い夏を謳歌しようっていう気持ちがあるんですよ。
だからああいう音楽をつくりたくなるんでしょうね。
     
か じ   納得しちゃいますね。
     
Story.04「日本人としてのアイデンティティ」につづく
     
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