ふむふむ   今回のアルバムは少年の心を捨てて、
"新しいスタート"と、いうことですが、
それは具体的に言うと、
どういうことを意味しているのですか?
     
か じ   うーん、そうですね、
自分の音楽のスタイルって、
ギターポップからスタートしてるので、
少年的な部分ってすごく強いと思うんです。
特に最初の頃は短パン履いて、
ボーダーのカットソーを着て、
そういうイメージとしての少年っぽさ、もそうだし、
歌詞の世界もそういう少年っぽさはもちろん好きだし、
そういう少年っぽさが自分らしい、と、
感じてしまうこともあるんだけど、
逆に言うと、前に進めなくもしてるような
気がするんです。
     
ふむふむ   あー、なるほど。
少年っぽいイメージに縛られてしまうような?
     
か じ   うん、そうですね。
そういう部分を振り切るというか、
抜け出したいなぁ、って、
思ってきた自分もいるんです。
でもいまひとつ抜けきれない気がしてたんですよね。
     
ふむふむ   あ、そうだったんですか。
     
か じ   だから今こそ!というか。
やっぱりもうちょっと先に行きたいなぁ、って。
ミュージシャンとして、作家としても、
アーティストとして。
まあ、具体的なビジョンが見えてる、
という訳ではないんですけれども、
何かこう、自分を妨げているものがあるんじゃないか、
1回そこを捨てきらなきゃいけないんじゃないか、
って感じてるんです。
     
ふむふむ   次のステージへ、って感じなんですね。
     
か じ   そうですね。
このアルバムをつくった時は
特にそう気持ちでつくってました。
     
ふむふむ   なるほどね。
確かにポップなアルバムなのだけど、
少年っぽさ、っていうのは
感じさせないアルバムでしたねぇ。
     
か じ   ありがとうございます。
でも歌詞の部分では、
まだちょっと甘さがあるっていうか、
次こそ!って思う部分もあるんです。
     
ふむふむ   あ、そうなんですか?
それは今後の変化も楽しみだなあ。
     
か じ   今回はアルバムをつくりながら、
「このアルバムをつくり終わる頃には
ちょうど40になるなぁ」って、
思ってたんですよ。
     
ふむふむ   あ、そっか!
カジさん40になったんですよね?
おめでとうございます。
全然40には見えませんが(笑)
     
     
か じ   ありがとうございます(笑)
でも、年齢っていうのは逆らえないし、
だから、まあ、あんまり無理しちゃいけないな、
っていうのもあるし(笑)
     
ふむふむ   いえいえ(笑)
     
か じ   無理して若いこと言ったりするのは、
気持ち悪いしね(笑)
そういうのがだんだんわかってくるんですよ。
だから歌詞とかでもそういう部分は
ちゃんと表現していきたいなって思うんです。
     
Story.07「少年時代」につづく
     
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