ふむふむ   さっき少年性の話が出ましたが、
実際にカジさんは幼少の頃、
どんな少年だったんですか?
     
か じ   野球が好きな少年でしたね。
     
ふむふむ   あ、そうだったんだ。
     
か じ   特に小学校の頃は
校内の少年野球チームに入っていました。
     
ふむふむ   え、っていうことは丸坊主で?
     
か じ   いや、小学校の時は丸坊主にしなくてよかったんです。
でも、当時、僕の行っていた中学校は
学校自体が丸坊主にしなきゃいけなかったんですよ。
千葉県の田舎の方だったので。
     
ふむふむ   へえー、生徒全員なんだ。
     
か じ   そうそう。
今はもう、そんなのないですよね。
     
ふむふむ   たぶんないですよねぇ。
     
か じ   こどもの頃から音楽が好きでしたね。
姉も音楽が好きだったので、
けっこう早い時期から
レコード買ったりしてましたね。
     
ふむふむ   そのころはどんなの聴いてたんですか?
     
か じ   小学校の高学年くらいから
意識的に音楽を聴き始めたんですけれども、
でも、最初の頃は日本の歌謡曲とか
ヒット曲を聴いてましたね、ゴダイゴとか。
あとは姉の影響でクイーンとか。アバも好きでしたね。
中学になってからはYMOだとか大瀧詠一さんだとか、
いわゆるYMOファミリー周辺にのめり込みました。
“宝島”とか“ビックリハウス”っていう
雑誌があって、いわゆるニューウェイブ少年少女の
バイブルという感じだったんです。
だからすごく好きで読んでましたね。
     
ふむふむ   じゃあ今に繋がる音楽性っていうのは
そのころからちょっとずつあったんですね?
     
か じ   そうですね。
洋楽もそのころから熱心に聴きはじめましたね。
やはりビートルズを聴き出したのがきっかけで、
いろいろ幅が広がっていきました。
     
ふむふむ   あ、そうなんですか。
     
か じ   それからアメリカのビルボード、トップ100、
とかをチェックして、そういうのを聴き始めましたね。
フォリナーやジャーニー、ステックスとかね。
当時、産業ロックと言われたような物を。
そしてブリティッシュ・インベンションがあって、
マッドネスやオルタード・イメージや
カルチャー・クラブなどを聴き始める事によって、
僕のイギリス嗜好が強まっていったという感じです。
だから中学時代は欧米のヒットチャートか
日本のいわゆるニューウェーブ。
日本のニューウェーブの影響は
すごく大きかったな、って思いますよ。
     
ふむふむ   そうだったんですね。
そのころは聴くだけだったんですか?
     
か じ   そうですね。
     
ふむふむ   ミュージシャンにあこがれたりする気持ちは?
     
か じ   一応エレクトーンは習ってたんですよ。
     
ふむふむ   それはいつ頃ですか?
     
か じ   小学校、中学校ぐらいです。
だからプレイヤーへの憧れももちろんありましたね。
     
ふむふむ   エレクトーンと、聴いていた音楽、っていうのは
かなりリンクしてなかったんですか?
     
か じ   そうなんです。
あんまりリンクしてなくって。
YMOをエレクトーンで弾いたりすることあったけど、
エレクトーンはエレクトーンで、
シンセじゃないから。
当時シンセサイザーはまだ高かった時代だったせいか、
シンセを買おうと思わなかったですね。
で、ギターを買ったんです。
     
ふむふむ   ギターを買おうと思ったのは
バンドの影響だったりするんですか?
     
か じ   そうですね。
1番最初なんで買おうと思ったのかは、
もう憶えてないですけど、
ちゃんとギターを練習しはじめたのは
ヘビーメタルがきっかけなんですよ。
ディープパープルとかレインボーとか
マイケルシェンカーグループとか。
それでロック雑誌に載っている楽譜を見ながら(笑)
     
ふむふむ   そうだったんだ、意外だー。
     
Story.08「あこがれのチーム」につづく
     
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