ふむふむ   音楽をつくるときのひらめきってどういうふうに
やってくるのですか?
     
か じ   そうですね。
やっぱりつくろうと思ってつくるときのほうが
多いですね。
     
ふむふむ   あ、そうなんですか。
     
か じ   漠然とつくるというよりは、
アッこんな曲作りたいな、とか、
思いながらつくりますね。
シャワーを浴びている時に、ふとひらめく
事も、たまにありますね。
     
ふむふむ   曲を聴いていてインスパイアされたりですか?
     
か じ   そうですね。
     
ふむふむ   ということはイメージが先にあって、
それを形にしていくスタイルなんですね。
     
か じ   そうですね。
パッとひらめいたものを
そのまま漠然と形にしちゃうと、
後でまとめづらくなったりするっていうか。
モチーフがあった方がアレンジを考える時に、
スムーズに進むんです。
最初に僕はギターを弾きながら、
コードとメロディーを作っていって、
それを録音するんですけど、
漠然としたイメージだと、後で聴きかえしたときに、
「あれ?これはどういうふうに仕上げるんだっけ?」って
なっちゃうんです。
だからそれを録音する時にどういうイメージかを、
一緒に録音しメモしたりしてます。
     
ふむふむ   あ、「○○のイメージで」とかそういう説明も
喋って録音しちゃうんですか。
     
か じ   そう、それを最初に言ってから、録音するんです。
そうしないと、悩んじゃうんですよ。
     
ふむふむ   じゃあ、イメージをある程度作りつつ、ギターを持って
メロディーを固めていくという感じなんですね。
     
か じ   そうですね。
曲のイメージがまず大事なので、
イメージを膨らませつつ、
ギターを持って、というふうにしてます。
だから、歌詞を先につくることはほとんど無いですね。
     
ふむふむ   あー、そっか。
     
か じ   ちょうど8月くらいに頂いた仕事は、
歌詞が先にあって、それに曲をつけていくという
いつもとは逆のスタイルなので、それはそれで
すごく新鮮でおもしろいですね。
     
ふむふむ   カジさんは洋楽を聴くことも多いですけれども、
その時って、歌詞もしっかり聴くタイプですか?
     
か じ   最近は歌詞を聴こう、と思うようになったけど、
以前はそこまでは思ってなかったですね。
やっぱり音の方がメインで、
歌詞は二の次になってた、っていうか。
絶対に歌詞は大事だな、と思っていたし、
歌詞カードを読んだりはもちろんしてたけど、
最近になってもっと深く、
歌詞もちゃんと聴くようになりましたね。
やっぱり、歌と歌詞って相乗効果だったり
するじゃないですか?
     
ふむふむ   そうですよね。
     
か じ   英語の歌って、人によって
歌詞がわかりやすい歌い方と
わかりにくい歌い方があるでしょ?
だからすべてがわかるわけじゃないんだけど、
例えば昔、エッグストーンっていうバンドがいて、
彼らはスウェーデン人だから英語の発音がはっきりしているから
わかりやすいんですよ。
「マイトランペット」っていう曲なんかは
すごくいい歌詞だし、
すごい相乗効果だな、って思いましたよ。
     
ふむふむ   歌と歌詞両方いいんですもんね。
     
Story.14につづく
     
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