むふむふ   北堀江にお店を出そうっていうつもりは
なかったんですか?
     
かきの   さらさらなかったですねー。
もともと
父親が住居兼職場をもってて
そこの2階があいてたので
使ってたんですけど
となりにマンションが建って
かなり日当たりが悪くなってしまったんですよ。

暗いところでやるのは嫌なので
どうしようかとおもってたら
今のアトリエの前の住人が
ここ出るんだけど入る?って言われて
じゃあって(笑)
携帯メールつーつーで(笑)
はいりますっ!って

     
   
     
むふむふ   はやいですねー。
そのころはもうはんこ作家として
スタートしていたころなんですか?
     
かきの   そうですね。はんこだけですね。
2003年の9月くらいからはんこ一本でやってます。
     
むふむふ   そのときにビレッジバンガードをやめて?
     
かきの   いや、ビレッジバンガードは少し前にやめていて
郵便局で働いていて、配達してたんです。

で、それもやめて、
いい機会やから
どこまでいけるんやろうなあと思ったんです。

そのころアートストリーム(※注1)っていう
大きめのイベントがあって
それのいちばん最初2003年10月かな、
第1回目のときに出してそのときに
Lmagazine賞っていうのをもらったんですよ。
さいさきええなあって思いました(笑)

     
むふむふ   (笑)
Lmagazine(※注2)で連載をされてましたけど
そのときの賞がきっかけになったんですか?
     
かきの   そうですねー。副賞で
Lmagazineに記事を載せますって
いうのがあったんです。
だけどそういうのって
1回きりっていうのはわかってたんで
企画書をめっちゃ書いて持っていたんです。
     
むふむふ   すごい。
     
かきの   それでひとつ通ってテレビ欄の下で
はんこでテレビ番組紹介みたいなコラムを
1年半くらいずっとやらせてもらってたんです。
     
むふむふ   そうだったんですね。
郵便局で働いてたっていうのもおおきいんですか?
     
かきの   おおきいですよ。
     
むふむふ   郵便番号の枠のはんこもつくってますよね。
     
   
     
かきの   これは働いてなかったら思いつかないですね。
     
むふむふ   なにかを人に届けることに
しあわせを感じるんですか?
     
かきの   もちろん!
     
むふむふ   どうして郵便局で働いてたんですか?
     
かきの   郵便局好きだったんですよ。
     
むふむふ   なぜ好きなんですか?
     
かきの   郵便局したいんです僕。
2億やったかなあ、
あったらできるんですよたしか。
     
むふむふ   2億!?
     
かきの   特定郵便局。
     
むふむふ   へえー、あ、そうなんだー。
     
かきの   ただ、郵貯とかはぼくは別にいいんですよ。
郵便をやりたい。
切手もつくって、配達をして、消印もつくって。
はがきもつくって。

ま、ネタですけどね(笑)

     
むふむふ   (笑)
その影響が作品に出てますよね。
     
かきの   全部が全部うまいことリンクしている気はしてますね。
     
    第五回につづく
     
     
※注1   大阪で行われる関西最大級のアートイベント。
毎年数多くのアーティスト・クリエーターが
作品を発表している。
     
※注2   株式会社京阪神エルマガジン社が発行する情報誌。
毎号流行に捕らわれない特集を組み、他の情報誌とは
一線を画した内容になっている。
     
   

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【これまでのインタビュー】
2006年11月8日 第一回 やってみたら意外とできたんです。
2006年11月9日 第二回 あれよあれよという間にはんこの道へ
2006年11月10日 第三回 カキノジンはosakajinでございます。
2006年11月13日 第四回 郵便局したいんです。