2006年10月16日更新
こうだ   よく海外のメゾン系のブランド、
ルイヴィトンとかね、
ぼくはあの人たちのことは
すごく認めてるんですよ。

やっぱりあのクオリティを保って
あの値段を維持してね、
しかも売れてるじゃない。

たとえ日本人しか買ってないって
言われても
やっぱり世界中のセレブの人たちが
選ぶっていうのは
やっぱりなにかあるんですよ。

     
ふむふむ   それはどのあたりに感じます?
     
こうだ   彼らがずっと同じものを
つくってるかっていうと
そうではなくって、
ぜったいあたらしいものに
チャレンジしてるじゃないですか。
あれはすっごいなと思って。

それを続けていくには
常に進んでいかなきゃ
いけないんじゃないかなって
思うんですよね。

     
ふむふむ   それはチャレンジ精神みたいなところ?
     
こうだ   10つくって10失敗してもいいんですよ。
100個つくって1個残ればいいじゃないですか。
それがずっと何十年、
へたすりゃ100年レベルでしょ。

やっぱりすすんで
あたらしいものを
どんどん出していかないと
だめですよね。

     
ふむふむ   100のうち1つが定番として残れば、、、
     
こうだ   いいんですよね。
     
ふむふむ   でもこうださんは
ひとりだからすごく大変じゃないですか(笑)
     
こうだ   うん。
うちは年2回、春夏と秋冬で
展示会するんですけど
できるかぎりの数をやりますよ。

だいたい一回の展示会で
あたらしいアイテムを2〜3は
出すようにしてるんですよ。

いちばん最初に
スケッチ段階のアイデアを
ノートに2〜3冊分くらい
びっしりと書き出していくんです。
その中から
いいものをセレクトして
で、また練り直すんですよ。
それからだいたい10くらいに
またしぼって。

     
ふむふむ   その練りだした
ノート2〜3冊のアイデアの数は
どれくらいあるんですか?
     
こうだ   わかんない。
おおきなアイデアもあれば
ちいさなアイデアも
あるし。

端からみれば
この絵とこの絵は同じじゃないの??
みたいなのもあるけどね(笑)

     
ふむふむ   なるほど(笑)
     
こうだ   でもそれは
ぼくからしたら、ここが違うんだよ!
ここのバランスがちょびっと違うんだよ!
とかっていう
こだわりがあるんですよ(笑)

それから10くらい
ファーストサンプルつくるのかなあ?
それを直して、
またつくって、
直して
っていうのを繰り返して
最終的に3つくらい残るのかな。

     
ふむふむ   それを新作として出すんですね。
     
こうだ   そうですね。

デザインも縫うのも
ひとりなんですよね?

自分でやるしかないからねー。

それはね、
なんでそんなやりかたを
してるかっていうと
実はデザインの勉強をちゃんとしてないって
負い目があるからなんですよ。

     
ふむふむ   え、もともと全然デザインの勉強はしてないのですか?
     
こうだ   もともと全然(笑)
経済学部、経営学科卒業ですから。

もう大学時代は
オートバイとスキーしか
やってないですから(笑)

     
    第3回につづく
【これまでのインタビュー】
2006年10月13日 第1回 「月サンのかばん屋」
2006年10月16日 第2回 「100個つくって1個残れば」
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