2006年10月18日更新
こうだ   お店のほうがやりたいんです。
ものをつくる職人じゃなくてね。

それでも
ものをつくる側に
ならなきゃいけないと思ったのは
一度供給する側の立場に立たないと
なんか不公平だなと思ったの。

     
ふむふむ   それはつくる側のことも
知っておかないとっていうこと?
     
こうだ   そう。
お金もなかったから
すぐにお店ができなかったって
いうのもあるんだけどね。

それでメーカーかもしくは問屋さんに
移りたいなと思ったんだけど、
自分の資金力と
世の中のいろんなしくみを見たときに
浮かんできたのが
かばんだったんですよ。

これはね、
いろいろ理由はあるんです。

まず大型雑貨店で働いていたときに
かばんはよく売れていたんです。

それに海外から
帰ってきたときに、
なんで日本人ってみんな
こんなにかばん持ってんだろうって
思ったんですよ。

若い人もおじいちゃんおばあちゃんもね。

     
ふむふむ   そうですよねー。
     
こうだ   海外行くとみんなビニール袋とか
もう全然かばんなんてもってないじゃんって。
だいたい
かばん持ってるのって
日本人じゃないですか。

そんなのをみて、
あ、これだ
ってね(笑)

     
ふむふむ   ひらめいたんだ(笑)
     
こうだ   あとは友人のかばん屋さんですね。
こんなおっさんがつくれるなら
おれでもつくれるだろって(笑)
     
ふむふむ   うわー(笑)
     
こうだ   で、そのあと
その友人の工房に行ったときにね
じゃ、1個つくってみろよって
はなしになって。
     
ふむふむ   え、いきなり!?
     
こうだ   そう。
ぼくミシン触ったことなかったんですよ。
で、ほんとに1から教えてもらいながら
そこで一個つくったんですよ。
それがおもしろくってね。
     
ふむふむ   うんうん。
     
こうだ   生地って平面でしょ。
それがこうつくるときは
裏を縫って
ポコってひっくりかえす。
そしたらね立体になるんですよ。

しかも自分の想像していたものと
全然ちがうものができちゃって。
あ、これいいかもしれない、
おもしろいなあって思って。

ミシン自体も操作するのおもしろいですよね。

     
ふむふむ   でもいきなり工業用だったら
すごく速いミシンじゃないですか?
     
こうだ   そりゃね、びびりましたよー。
だけど友人もそれしか使ってないし
じゃあそれでいいやって。

で、そこに来てたミシン屋さんを
紹介してもらって
いま使ってるやつを買ったんですよ。

それはまだ大型雑貨店にいるときだったので
休みの日にちょっとつくったりして。
それでなんとなくはじまったんです。

     
ふむふむ   それはもう独立のためにやってたってことですよね?
     
こうだ   そうそう。
もうその時点では
完全にかばん屋さんをやろうって
決めてましたね。
     
ふむふむ   じゃあ趣味のかばんづくりの時期はない?
     
こうだ   ないですね。
だから最初は型紙ってことば知らないし
縫いしろって意味がわかんないし。
なんやろなあみたいな(笑)
     
ふむふむ   あらら(笑)
     
    第5回につづく
【これまでのインタビュー】
2006年10月13日 第1回 「月サンのかばん屋」
2006年10月16日 第2回 「100個つくって1個残れば」
2006年10月17日 第3回 「かばん屋さんになるきっかけ」
2006年10月18日 第4回 「職人じゃなくてお店がやりたい」
【KO'DA-STYLEのかばんについて】
こうださんのかばんのなかには、一点ものの商品や手づくりのためご注文からお渡しまでお日にちをいただく商品もあります。KO'DA-STYLEのホームページに詳しい商品情報が掲載されていますのでぜひご覧ください。

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