聞き手:ふむふむの森 
   
ふむふむ 前回のインタビューでは
クノシンジ=ストイックみたいな話に
なってましたけど、
   
ク ノ ああ!そうでしたね(笑)
   
ふむふむ 生活の中でそういう部分は
変化ありました?
歌の練習やプールでのトレーニングとか。
   
ク ノ 今はね、肩の力を抜くことが
すごく大事だな、って
思うようになってきましたね。
今年に入ってから3〜4ヶ月の間、
ちょっと試してみたんですよ。
   
ふむふむ 試してみた?
   
ク ノ そう。
自分を追い込んで、追い込んで、
どこまでのことができるのか、っていうことに
挑戦してみたんです。
   
ふむふむ おー!ストイック!
   
ク ノ ずっと今までもがんばってきたんですけど、
そこまで追い込むことはできてなかったと
思うんです。
だから一度本気でやってみたんですよ。
主に曲づくりなんですけどね。
   
ふむふむ 相変わらず徹底してますねー。
   
ク ノ 遊ばなかったですからねー(笑)
   
ふむふむ あれ?前回のインタビューでは
「もっと遊ばなきゃなー」って
言ってませんでしたっけ?
   
ク ノ そうでした(笑)
まだ同じ場所にいたんですよねー。
でね、このまま一生、
糸をピンと張ったまま過ごしていくのか?と
疑問も感じ出していた頃で。
   
ふむふむ しんどくなっちゃいそうだものね。
   
ク ノ そう!しんどくなっちゃうんですよ。
やっぱりずっと張り詰めた状態ではいられなくって、
途中でズルしちゃったりするんですよね。
そういうのはすごく中途半端ですよ。
きっと、そんな風にずっと張り詰めちゃうことは
正しくない、って心のどこかでは
気づきはじめていたんですよね。
   
ふむふむ うんうん。
   
ク ノ 最近、無理やり搾り出そうとしても
曲って生まれてこないことが
わかったんです。
   
ふむふむ そうなんだ。
   
ク ノ そういうやり方が向かない。
曲をつくることって、今の僕では
考えればできることじゃないんです。
机に向かえば向かうほど
曲ができるタイプじゃない。
それよりも、こころのドアを開けるっていうか、
気持ちをオープンにしなきゃダメなんです。
   
ふむふむ ある意味、それは緩めるということ?
   
ク ノ そう、緩める。
でも、どうしてもプレッシャーは
かかっちゃうんですよ、締め切りとかね。
   
ふむふむ そうですよね。
   
ク ノ もちろん締め切りはあるので、
意識はしなきゃいけないんだけど、
あえてちょっと締め切りを
忘れてみるんです。
ないことにする(笑)
   
ふむふむ わー(笑)
   
ク ノ いや、ちゃんと間に合わせますよ(笑)
だけど、縛られないようにしなきゃ
いい曲ができないんですよ。
   
ふむふむ じゃあ、糸を張ることと緩めることを
うまくコントロールしていかなきゃ
いけないということ?
   
ク ノ そうですね。
僕は張っちゃうと、張りっぱなしに
なっちゃいがちなんで、気をつけて緩めないと。
   
ふむふむ 入り過ぎちゃうタイプなのかもね。
   
  episode5『 気持ちを緩める技術』へつづく
     
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