むふむふ   だんだんと号を重ねるごとに
豪華になっていってると思うんですが
作る意識が変わっていったんですか?
     
いそがい   この頃になると、CDを付けたことによって、
参加してくれている人の数が
ものすごく増えていたので、
それはその分だけ責任も増えたということで。
     
むふむふ   ええ。
     
いそがい   参加してくれた人に、参加してよかったと
思ってもらえるようなものにしたい
という想いは常にありました。
大切な楽曲を好意で提供してくれているわけだし。
     
むふむふ   なるほど。
     
いそがい   あとは、買ってもらうものになった、
というのもあります。
     
むふむふ   そうですよね。
フリーペーパーではなくなったんですよね。
     
いそがい   やっぱりお金を払ってもらうっていうことは、
例え趣味であっても、仕事みたいな意識でいないと
ダメだなあって思って。
よく「本気の遊び」って言っていましたが。
     
むふむふ   それで意識が変わってきたと。
     
いそがい   それでも当時はまだ意識…
というか技術が低かったので、
今見ると、体裁や文章なんかも
「これ、ちょっと売り物としてどうなんだろう?」
って思うんですけど(笑)
その頃の自分の100%、精一杯はやってるんですよね。
     
むふむふ   最初の号から比べるとすごい進化だと思います。
CDが付くようになったり。
     
いそがい   でも7号はまたフリーペーパーを出すんです。
そして8号はちょっと変わった事がしてみたくて、
こういう絵本みたいなことをしてみたんです。
     
   
     
むふむふ   あれ、これは見たことがないですねえ。
     
いそがい   これはね、イベントとインターネットで
予約してくれた人だけに販売した、
じゃばら式の手製本なんです。
milky popさんのお菓子と、tomoonさんのボタンを
セットしてクリスマスボックスにしたんですよ。
     
むふむふ   すごいですね、これは。
どうやってつくったんですか?
     
   
     
いそがい   手づくりで70個つくって、
気が狂いそうになりました(笑)
     
むふむふ   1人で?
     
いそがい   もちろん。
あ、でもmilky popさんが
細かい作業のお手伝いに来てくれたりはして、
ほんとに助けられました。
     
むふむふ   うわー。
これって、どうやって印刷したんですか?
     
いそがい   好きな手触りの紙を買ってきて、
家のプリンターで印刷して、
1枚1枚カッターで切って、
両面テープで貼って製本するんです。
     
むふむふ   わー・・・、それはすごい作業だ。
つくっているところをぜひ見たかったです。
     
いそがい   当時は昼間雑貨店でアルバイトをして、
夜は月に数回何故か音楽学校の講師をしていたので、
真夜中にリポビタンDを飲んで作業しながら、
我ながらなんでこんなことしようと
思ったんだろう、って(笑)
で、ここくらいまでは表紙とか形が
ずっと変わってきてたんですけど、
9号からは統一することにしたんです。
     
むふむふ   それは8号の作業がつらすぎて?
     
いそがい   いえ、そういうわけではなくて、
統一感を出したかったんです。
一冊の本として完成されていて、
付いているCDもCDとして完成されている、
その2つが一緒になっているものを
つくりたくなったんですね。
     
  vol.04 「思うだけでなく実行する」