むふむふ   9号に登場した
青山みるくさんのような世界観は
磯谷さんは小学生のころから
好きだったと言うことですが、
大人の世界とは相容れない部分も
少なからずあると思うんです。
一歩間違えば「違う」ものに
なってしまうというか。
     
いそがい   その世界の芯の部分が好きな人は
たぶん一生好きだと思うんですよ。私も含めて。
他の人が真似ようと思っても真似られない
特別な世界観だと思っています。
思いっきりみるくさんの世界、というか。
     
   
     
むふむふ   そう!思いっきりな世界観ですよね。
でもそこがすごくいいなと思えるんです。
で、そういう種類のスピリッツを
MY CHARMからもすごく感じるんですよね。
     
いそがい   わ、本当ですか?
     
むふむふ   MY CHARMにはかわいいものが
たくさん散りばめられていて
一見女の子っぽくて乙女だーって思うんですが、
それが中途半端ではなく振り切れているというか、
「芯」があるから、かわいいだけでは
終わっていない感じがするんですよね。
     
いそがい   それはたぶん、芯がある人を
取材しているからだと思います。
でも「思いっきり」を
感じてくれていたらうれしいですね。
とはいえコラム部分には
ちょっと変なエッセンスや
おたくスピリットが結構隠れているんです。
かわいいフリをして(笑)
     
むふむふ   フリをして(笑)
でも、そういう精神性みたいなものは
昔からあったんですか?
     
いそがい   例えば、昔集めてたものがあるんですが…
     
  (と言って棚からファイルを取り出す磯谷さん。)
     
むふむふ   ん、何だろう?
     
   
     
いそがい   昔、なぜかスジャータのフタの部分を
集めてたんですよ。
     
むふむふ   えー!フタですか!?
     
いそがい   365日の花の写真と花言葉
プリントされているんです。
     
むふむふ   あ、でもよく見るとこれは綺麗ですね。
そんなところ全然見ていなかったなー。
なんか集める気持ちがわかる気がする。
     
いそがい   ほんと早く捨てた方がいいと思うんですけど(笑)
     
むふむふ   いや、残しておきましょうよ(笑)
これだけたくさんあるってことは
スジャータをたくさん使ったんですよね。
(フタは数ページに渡りファイルに収められていました。)
     
いそがい   職場で率先してコーヒーを淹れて
お客さんとかに出して回収していたんです。
     
むふむふ   そこまでして集めたんですか(笑)
     
いそがい   ええ。不思議なほどの情熱で(笑)
     
むふむふ   集めるのが好きなんですか?
     
いそがい   どちらかと言うと好きかな。
でも、モノへの執着はそんなにないですね。
もちろん大切なものもたくさんありますが。
     
むふむふ   確かに普通はスジャータの「フタ」は
集めないかも知れないですけれど(笑)、
やってることは揺るぎない、というか
かたくなな感じがしますね。
     
いそがい   集めている時、周囲に
「えーっ」って言われてましたよ。
     
むふむふ   僕たちも驚きました(笑)
でも、目をつけた対象物の
本質的な部分を見てるというか
描いてあるイラストが
綺麗かったりかわいかったりするのは
普遍的なものだから
間違ってないと思うんですよね。
     
いそがい   ちょっと変ですけどね(笑)
でも確かに、
「好き」とか「いいな」っていう気持ちって
氾濫している情報からじゃなく
自分の価値観で感じ取るものだとは思っています。
     
むふむふ   なるほど。
磯谷さんがその芯の部分を見てるから、
MY CHARMはただかわいいだけで終わらない
素敵さがあるんじゃないかなあ。
     
  vol.08 「フェーヴの世界 その1」につづく