ふむふむ   養成学校ではやりたかった演劇の勉強で
充実した日々をおくってたんですね。
     
さとう   それがねえ、
演劇で体を動かすのは
とても好きなんですけど、
座講っていうのもあって。
     
ふむふむ   座講っていうのは?
     
さとう   日本演劇史とか新劇史とかね。
     
ふむふむ   ああ、講義ですね。
     
さとう   退屈だったんですよ、それが。
     
ふむふむ   お勉強ですもんね。
     
さとう   でもね、川尻さんの授業も
座講だったんですけど、
ちょっと違っていて、
ものすごくエネルギッシュなんですよ。
人形劇を世に広めたいという気持ちが
前面に出てて。
     
ふむふむ   川尻さんの講義は退屈じゃなかったんですね。
     
さとう   もうとにかくしゃべりまくるんですよー。
すさまじい人だな、って思って(笑)
「おれが人形劇の魅力をいくら語っても
わからないだろうから、観に来なきゃだめだ」
って言うんで、観にいったんですよ。
     
   
     
ふむふむ   そこではじめて人形劇を観たんですね。
     
さとう   そうなんです。
毎年、紀伊国屋で夏の公演があってね。
でも、すごいタイトルがついてるんですよ、

「プークの黒の劇場を観ずして
今日(こんにち)の演劇は語れない」

って。
ひえー、大胆だなあ、って思って(笑)

     
ふむふむ   うわあ、それは大胆ですね(笑)
その時の人形劇は
大人の方向けの内容だったんですか?
     
さとう   そうですね。
「黒の劇場」と言って、
当時はかなり新しいスタイルの人形劇ですね。
伝統と現代っていうテーマで、
川尻さんが各地の伝統人形劇を調べて歩いて、
気に入ったものや、芸術的評価が高いものを
東京へ呼んで、プークと一緒に公演をしてたんです。
     
ふむふむ   それはとても貴重な活動ですよね。
     
さとう   川尻さんはそういう勉強をすることは大事だ、って
ずっと考えていたんですよ。
それを観て、講義で聞いていたよりも、
自分の中でも感じるところがあったりして。
     
ふむふむ   実際に観てみたら話で聞くよりずっと
すごかったんですね。
     
さとう   そうです。
で、そうしてるうちに影響された学生の間で
人形劇のグループができちゃったんですよ。
     
ふむふむ   あ、そうなんですか。
     
   
     
さとう   それに僕も首をつっこんで。
10人くらいだったんですけど、
川尻さんの講義を受けた後に人形をつくって、
江古田あたりの喫茶店で
3ヶ月に1回くらい人形劇をやったんですよ。
無謀にも有料で(笑)
     
ふむふむ   いきなりプロじゃないですか(笑)
     
さとう   ドリンクつきの人形劇ですね。
     
  第5回 「『プークへ来い』」のひと言で」につづく
     
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7月と8月に新宿のプーク人形劇場で公演があります!2作同時公演なのでたっぷりとプークの人形劇の魅力を堪能できますよ。また、今回入場料特別割引があります。詳しくは下記をチェック!
 

  『くまの子ウーフ』

「ぼくはくまの子。
 うーふーってうなるから
 名まえがウーフ」

くまの子とおかあさんのあたたかいふれあいを中心にした5つのお話。ユーモア、時に幼い悲しみもあるウーフの「不思議」の世界がいきいきと伝わる人形劇です。


『ダンボールくん』

「みんなの
 すぐそばにあるダンボール
 どこにでもあるダンボール
 そんな「ダンボールくん」が
 ある日でかけたステキな旅」

あたたかくて素朴なやさしい音楽にのって、にっこり笑顔、ホッと心があたたまるやさしい物語です。

入場料 3000円(税込)/ 全席自由 /
3歳以上均一料金(団体割引・65歳以上割引あり)
詳しくはこちら。http://www.puk.jp/
 

上記公演について、プークさんのご協力により入場料の割引があります。プーク人形劇場の受付で「ふむふむの森を見た」と言ってもらえれば、入場料3000円(税込)のところが、2700円(税込)になります!ぜひ劇場に足を運んでみてくださいね。