ふむふむ   人形劇団が劇場を持っているというのも
すごいことですよね?
     
さとう   川尻さんが東欧などの海外に行った際に
いろんな劇場を視察してたんです。
それで「われわれの劇団にも劇場がほしい」と、
思ったみたいですね。
     
ふむふむ   そうだったんですね。
     
さとう   それで劇団の総会にかけて、
カンパニアを起こそう、ってなったんです。
そして1967年に都市センターホールで
「劇場をつくります」と宣言したんです。
     
   
現在のプーク人形劇場。
     
ふむふむ   当時、劇場を持つということは、
大変なことですよね?
     
さとう   劇団で劇場を持っていたのは、
俳優座だけだったんです。
     
ふむふむ   そんなに珍しかったんですね。
     
さとう   その俳優座の千田是也さんが
都市センターホールで挨拶してくれたんですけど、
「人形劇団が無謀にも
劇場をつくることをうれしく思う」って(笑)
     
ふむふむ   無謀って(笑)
     
さとう   だから劇団員は自分たちの給料を積み立てて、
知り合いにはみんなにアピールして寄付を募って。
     
ふむふむ   うんうん。
     
さとう   旅公演に行く時にはバッヂを売ってね、
「このバッヂを3つつけて来てくれたら、
オープニングの時はタダで入れるよー」 なんて言って。
もう一生懸命売り歩きましたね。
     
   
プークのシンボル、プー吉とチビがかわいい看板。
     
ふむふむ   簡単にはお金は集まりませんもんね。
     
さとう   ちょうど僕がプークに入ったのは
そういう時期だったんです。
     
ふむふむ   いちばん活発な時期ですよね。
     
さとう   そうですね。
     
ふむふむ   劇場をつくるっていうのは
かなりすごいことですよね。
     
さとう   だから最終的には35%。
     
ふむふむ   35%?
     
さとう   そう。給料の35%を積み立てるんです。
     
ふむふむ   ひえー、多いですね、それ...
     
さとう   多いです!
強制なんですよ、
総会で決めちゃったし(笑)
     
   
入り口横の壁面はシンボルマークが彫られています。
     
ふむふむ   内心ちょっと嫌だなあ、なんて(笑)
     
さとう   そりゃあります(笑)
だからね、さっきちょっと触れましたけど、
劇団員がプークを離れていく
ひとつのきっかけにもなってるんですよ。
     
ふむふむ   そうだったんですね。
     
さとう   他にもいろいろ原因はあったんですけどね。
     
  第8回 「人形劇のお城」につづく
     
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7月と8月に新宿のプーク人形劇場で公演があります!2作同時公演なのでたっぷりとプークの人形劇の魅力を堪能できますよ。また、今回入場料特別割引があります。詳しくは下記をチェック!
 

  『くまの子ウーフ』

「ぼくはくまの子。
 うーふーってうなるから
 名まえがウーフ」

くまの子とおかあさんのあたたかいふれあいを中心にした5つのお話。ユーモア、時に幼い悲しみもあるウーフの「不思議」の世界がいきいきと伝わる人形劇です。


『ダンボールくん』

「みんなの
 すぐそばにあるダンボール
 どこにでもあるダンボール
 そんな「ダンボールくん」が
 ある日でかけたステキな旅」

あたたかくて素朴なやさしい音楽にのって、にっこり笑顔、ホッと心があたたまるやさしい物語です。

入場料 3000円(税込)/ 全席自由 /
3歳以上均一料金(団体割引・65歳以上割引あり)
詳しくはこちら。http://www.puk.jp/
 

上記公演について、プークさんのご協力により入場料の割引があります。プーク人形劇場の受付で「ふむふむの森を見た」と言ってもらえれば、入場料3000円(税込)のところが、2700円(税込)になります!ぜひ劇場に足を運んでみてくださいね。