ふむふむ   洋服のデザインアイデアは生地を見て
イメージするのですよね?
     
なかむら   そうですね。
どうしてもイメージが浮かんでこない生地も
ありますけどね。
     
ふむふむ   それはただの真っ白の生地とかですか?
     
なかむら   いや、真っ白な生地だったら
わりと何にでもつくれちゃうので、
逆にすごい花柄とか、
すごく太いコーデュロイとか。
     
ふむふむ   なるほどね。
普段の生活の中からヒントを得たりすることも
あるんですか?
     
なかむら   そうですねー、たまに雑誌を見ていて
イメージが膨らむ時もあるんですけど、
その時にちょうど合いそうな生地に出会わないと、
そのアイデアは消えていきますね。
     
ふむふむ   そのアイデアはもう捨てちゃうってことですか?
     
なかむら   そうですね、生地がなかったらつくれないですからね。
     
ふむふむ   そういうアイデアって、
時間が経ってから生地が見つかった時に、
フッと戻ってきたりするものなんですか?
     
なかむら   あ、そういうときはありますよ。
ずっとつくりたかった洋服に合う生地を見つけたら、
すぐに戻ってきますね。
     
ふむふむ   アイデアを忘れないように書き留めたりは?
     
なかむら   ダメなことかもしれないですけど、
書き留めないですね。
     
ひらい   頭の引き出しですね(笑)
     
ふむふむ   (笑)
ということは生地を見てからデザイン画を描く?
     
なかむら   いや、もうパターン(型紙)をひきます。
     
ふむふむ   え!あ、そうか、
パターンも中村さんがするんですよね。
     
なかむら   今のレネットではデザイン画を省くのが
いちばん早いんですよ。
     
ふむふむ   もう自分の頭の中に絵があるんですよね。
     
なかむら   迷いながらパターンをひくとすごく時間がかかるので、
どの型を原型につかうかとか、
どこを何センチのばすかとかを
はじめに全部決めてから短時間でひきたいんですよ。
     
ふむふむ   それは作業は一気にすばやくやりたい、
っていうことなんですよね。
     
なかむら   やっぱり迷ってる時間がすごくもったいないんですよ。
まずはノートサイズにパターンをひいてみて、
それを組み立ててから実寸でやりますね。
それがいちばん早いんです。
     
ふむふむ   なるほど。じゃあ作業途中で、
「ん!?ちょっとイメージ違うかも」って思っても
とりあえず1度サンプルは仕上げてしまう?
     
なかむら   そうですね。仮縫いで調整したりはしますね。
     
ふむふむ   絵を描かずにいきなり服になるっていうのは
すごいですね。
     
ひらい   だからものすごく早いんですよ。
     
なかむら   デザインもパターンも自分でするので
イメージを伝える必要がないから、
デザイン画を省けるんです。
     
ふむふむ   なるほどねー。
     
ひらい   わたしが「どういうのつくるの?」って聞いたら
説明するためにデザイン画を描いてくれるんですよ。
     
なかむら   ほんとは聞かれる前に
描かなきゃいけないんですけど(笑)
     
ひらい   ははは(笑)
     
ふむふむ   まあ、でもそれだけ早く洋服にできるんだったら、
つくってから見せたほうが伝わりますもんね。
     
なかむら   そうなんですよ。
洋服で見せたほうがいいかな、って思うんです。
ただ、カタログをつくる時には
絵があったほうがいいはずなんですよ。
でもついつい実際の作業を優先してしまって
絵が後になってしまうんです。
     
ひらい   でも、わたしも絵で描いたものより
実際に洋服を見せてもらったほうがわかりやすいし、
カタログ製作もイメージしやすいので
今の方法でいいんだと思ってますね。
     
     
    vol.07につづく
     
     
   

【ラ・レーヌ・レネット 2007年春のコレクション展】


2007年1月の第2週目〜月末までの毎土・日・月に開催!
みなさんもぜひ足を運んでみてくださいね!

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【これまでのインタビュー】
2007年1月19日 vol.01 小粋な服とエスプリ
2007年1月22日 vol.02 役割分担について
2007年1月23日 vol.03 作業と材料
2007年1月24日 vol.04 きっかけは妖精!?
2007年1月25日 vol.05 古着とサブカルチャー
2007年1月26日 vol.06 デザインとパターン