とよくら   おもしろいものがあるんですよ、
これなんですけど。
     
むふむふ   お、これは?
     
とよくら   専門学校の仲間とつくったアートブックなんです。
     
   
     
むふむふ   これは見るからにすごいですねえ。
     
とよくら   これは今でも宝物ですね。
最初は2人ではじめたんです。
GAS BOOK(ガスブック)っていうのを2人で見て、
かっこいいなあ、って思って、
すぐに学校に帰って5時間ぐらい描いてました(笑)
     
   
     
むふむふ   いつも行動が早いですよね(笑)
     
とよくら   そうそう、もう、そのままのテンションで
「やろうぜ」って感じなんですよ。
だからそういう時はなにも考えないんです。
     
むふむふ   へえ!
     
とよくら   うまいとか、ヘタとか、そういうのを通りこして
思いついたものからどんどんやるんです。
     
むふむふ   これはアイデアの宝庫ですねえ。
     
とよくら   そうですね。実験なんですよ。
ひらめいたものをバッと描いて、
ハイ、次っ!みたいな感じで。
そういう練習をしてたのかなあと思うんです。
完成度は求めてなくて、
ひらめきをそのまま形にしたら、どうなるか、
どういうものができるのか、そういう実験です。
どれだけ早くできるか、っていう訓練にも
なったと思いますね。
     
   
     
むふむふ   なるほどねえ。
     
とよくら   実際やってた時は何も考えてなかったんですけどね。
こういうことは、もちろん授業外でやっていたんですけど、
こんなあそびのほうが勉強になったんですね。
     
むふむふ   あそびから学ぶことってよくありますよね。
そういう実験の時期を通って、いつごろから
今のフェルトを使うスタイルになったのですか?
     
とよくら   雑貨をつくりはじめてからですね。
わりと評判がよくって、それで調子に乗って続けてて(笑)
     
むふむふ   (笑)
     
とよくら   で、リバースをはじめてからも引き継いで
3人で分業しながらつくってましたね。
その頃のサンプルは今もあるんですよ。
こんな感じなんですけど。
     
   
     
むふむふ   あ、雰囲気は今の感じに近いですね。
     
とよくら   裏に両面テープがついていてステッカーになるんです。
     
むふむふ   つくるのが大変そうですよね。
     
とよくら   そうなんですよ。すべて手づくりなので。
しかも500円で売っていたので、たくさんつくっても・・・
     
むふむふ   それほど売り上げにはならないですよねえ。
     
とよくら   そうなんです。
でもこれはリバースを知ってもらうきっかけに
なればいいと思ってつくっていたので、
これで儲けようとは思ってなかったですけどね。
どうしても展覧会だけだと期間も限定されるので、
雑貨屋さんに作品を卸して、
リバースを知ってもらおうとしてたんです。
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