むふむふ   作品に出てくるこどもたちは顔がないのですけど
それはどうしてですか?
     
とよくら   3人でリバースをやっていた頃は他のメンバーが顔を
刺繍で表現してたこともあるんですけど、
僕は刺繍はできないので。
それに顔がなくっても表現できる、っていうのも
あったんですよ。
     
むふむふ   逆にそれがおもしろいのかもしれないなあ。
     
とよくら   サンプルをつくって、カタログをつくって、
雑貨屋さんに送ってたんです。
     
むふむふ   そこで反応があったお店に卸してたんですね。
     
とよくら   そうですね。
     
むふむふ   でも、評判がよすぎても手づくりなので
数がつくれないですよね?
     
とよくら   そうなんですよ。
結局15店舗くらいまで増やしたんですけど、
だんだん体力的にもキツくなってきて、
ちょうど1年ぐらい経った頃にDigmeout(ディグミーアウト)
オーディションに受かったんです。
     
むふむふ   結果が出たんですね。
     
とよくら   ちょうど専門学校も卒業して、
ちょっと苦しいな、って思っていたんです。
このまま雑貨をつくる作業だけで終わってしまうのは、
嫌だったので、受賞を機にまた絵も描きはじめました。
     
むふむふ   知名度も上がって少し活動しやすくなったんですものね。
     
   
     
とよくら   そうですね。
あと、Digmeoutで、雑貨の部屋をつくりたい、って思ってて、
それが実現できたのでひと区切りついた感じはしましたね。
     
むふむふ   その雑貨の部屋はどこでつくられたんですか?
     
とよくら   ソニータワーの展覧会で部屋をつくって、
そこに僕の雑貨をいっぱい置いたんですよ。
それで僕の中で雑貨は完結した感がありましたね。
     
むふむふ   あ、じゃあ雑貨は最近はつくってないんですか?
     
とよくら   あたらしい種類はほとんどつくってないですね。
定番モノだけ、お店も3つくらいに絞ってやってます。
     
むふむふ   以前に雑貨をそれだけたくさんつくってたら、
どんどん手馴れていって、
すごく早くつくれるようになったりするんですか?
     
とよくら   やっぱり早くなりますねえ。
それで絵を描くのも早くなったんです。
     
むふむふ   え!?絵も早くなったんですか?
     
とよくら   雑貨の技術が絵にも活かされてきたりするんです。
あと、カッターナイフはかなりプロ級になりましたよ。
     
むふむふ   だってプロ級っていうかプロじゃないですか(笑)
カッターナイフって、フェルトをカットする時に
つかうんですよね?
     
とよくら   そうですね。デザインカッターって言うんです。
刃なんかもうすっごい買い溜めするんですよ。
     
むふむふ   すぐ切れなくなっちゃうんですか?
     
とよくら   そうなんですよ、ちょっと切れが悪くなったら、
すぐに変えますね。
     
むふむふ   カッターの技術は独学で?
     
とよくら   そうです。自分でいろいろやり方を試して。
     
むふむふ   もう思いどおりにどんなのでも切れちゃう感じですか?
     
とよくら   もうなんでも(笑)
第7回を読む 目 次 第9回を読む