むふむふ   まずはじめに、
サタケさんが絵をはじめたきっかけを
教えてもらいたいんですが
絵の学校に行かれていたんですか?
     
さたけ   そうですね。
デザインの専門学校に
2年間通っていましたね。
     
むふむふ   絵の道でやっていこうという気持ちで?
     
さたけ   高校を出てからは
特に大学に行く理由も見あたらないし
かといってすぐに就職したいところが
あるかというとないし、
もっと絵を描き続けられる
環境にしようと思って
デザインの専門学校の
イラストレーションコースに入ったんです。
     
むふむふ   そうだったんですか。
     
さたけ   仕事に繋げようというよりも
とりあえず絵をあと2年間描こうかなあ、と。
何て言うんでしょう、
どちらかというと習い事に行く感じでしたね。
     
     
むふむふ   専門学校に入るまではどんな感じで
絵を描いていたんですか?
     
さたけ   いつから絵を描きだしたかというと
全然覚えていないくらい
小さい頃からなんですが、
僕のおじいちゃんもわりと
絵を描くのが好きな人で
父親も漫画みたいな絵を
さらさら描くような人なんですね。
     
むふむふ   おお、芸術一家だ。
     
さたけ   そういうのを見てたというのもあるし、
何かを見て描くというクセが
ついていたんですね。
     
むふむふ   なるほどね。
     
さたけ   描いた絵を見て「上手!」とか
言ってもらえるのが嬉しくて。
     
むふむふ   褒められることの喜びを
知ったんですね(笑)
     
さたけ   知らず知らずのうちに、
褒められるポイントを見つけて
もっと上手くなったら
褒めてくれるなあ、とか思って
味をしめた、という感じですね(笑)
     
むふむふ   じゃあ、学校の授業中も
描いたりする感じで?
     
さたけ   あ〜!描いてましたね〜。
     
     
むふむふ   こっそりと先生の目を盗みながら?
     
さたけ   意外とね、そんな描いちゃいけない
環境のほうがうまく描けるんですよ。
教科書の隅に描いたやつの出来が
ちゃんと清書したやつよりも。
良かったりするんですよね。
     
むふむふ   ああ、それってなんででしょうね?
     
さたけ   何て言うんでしょう、限られた時間のなかで、
ほどよい緊張感があるからかも知れませんね。
     
むふむふ   それが高校ぐらいまで続いたんですか?
     
さたけ   一番描いていたピークが小学校でしたね。
もう毎日描いていましたね。
     
むふむふ   そんなにたくさん?
     
さたけ   なんでそんなに描いていたかというと、
僕は小学校を3つ行ってるんですよね。
     
むふむふ   あ、じゃあ2回も転校したんですか。
     
さたけ   そう。だから2年ごとに転向してて
友達ができてもまた新しく友達を
つくらないといけなかったんですよ。
     
むふむふ   それはつらいですね。
     
さたけ   それで、僕の友達の作り方として
絵があったんです。
休憩時間に絵を描くと
みんな集まってくるんですよね、
そうなったらコミュニケーションを
とりやすくなるんですよね。
そんな空気を作り出す方法が
絵だったんですよ。
     
むふむふ   じゃあ、学校も3つ目くらいになると
友達をつくるのも慣れたものだったり(笑)
     
さたけ   そう、絵を描くのにも
下心があったりして(笑)
でも、小さい頃に絵を描いて
褒められると嬉しいという気持ちに
通ずるところがあるというか。
     
むふむふ   ええ。
     
さたけ   自分で自己満足で終わるというよりは
発信して自分の世界に持ってくるという、
ひとつのコミュニケーションのツールとして
無意識のうちに絵を描いていたのかなあって。
     
むふむふ   友達をつくる手段としてのイラストかあ。
     
さたけ   だから小学校の時が
一番もりもり描いていましたね。
     
vol.02 「きっかけはバンドのイラスト」につづく
     
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  サタケシュンスケ個展
「わらべうた」開催のお知らせ

日時:2007年9月3日(月)〜14日(金)
場所:神戸岡本 日本茶カフェ「ひとひ」

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