誰だって簡単にできちゃうオセロ。
でも、実はすごく奥が深いゲーム...
そのオセロの世界で「鬼神」と呼ばれる人がいます。
過去にオセロ世界大会で優勝することなんと7回、
今もなお第一線で活躍されている為則英司さんです。
インタビューではその「鬼神」たる所以に迫ります。
ふむふむ   まずは過去に何度も
世界チャンピオンになっている、
為則さんの輝かしい実績を
お聞かせいただきたいのですが。
     
ためのり   はい、そうですね、
いちばん最初は、高校2年生のときに、
はじめて出場した第10回世界大会で
優勝したんですよ。
     
ふむふむ   え、はじめて試合に出て、
いきなり世界チャンピオンに
なっちゃったんですか?
     
ためのり   そうなんですよ。
     
ふむふむ   しかも高校2年生で!?
     
ためのり   そうですね。
     
ふむふむ   とんでもない強さだ...
     
ためのり   その後は大学生になってから、
第12回のパリ世界大会、
第13回のワルシャワ世界大会、
第14回のストックホルム世界大会、で
3連覇をしました。
     
ふむふむ   ひえー。
     
ためのり   それから1995年になって
メルボルンでの世界大会で優勝して、
そして最近、
2005年アイスランドでの世界大会、
2006年、水戸での世界大会で優勝しました。
     
ふむふむ   えっと、計7回!?
     
ためのり   そうですね。
     
ふむふむ   すごいなあ。
1995年から2005年までは
間があいてるんですね。
     
ためのり   そうなんですよ。
その間はあんまり
オセロをやっていなかったんです。
でも2000年以降、21世紀になってから、
日本人が優勝できない時期があったんです。
それで私もやる気になりまして(笑)
     
ふむふむ   おお(笑)
そのオセロをやってなかった時期というのは
試合に出なかった、というのではなく、
オセロに触れてなかったんですか?
     
ためのり   そうですね。
ほとんどやってなかったですね。
     
ふむふむ   世界大会は何人ぐらいで戦うのですか?
     
ためのり   85人くらいですね。
各国3人出場できるんですけど、
その代表になるのにも選考会があって、
勝ち抜かないとダメなんですよ。
     
ふむふむ   でも為則さんほどの実績があると、
優先的に出場できたりしないんですか?
     
ためのり   それがないんですよ(笑)
     
ふむふむ   どこの国が強いんですか?
     
ためのり   去年の大会では日本が
団体戦で優勝しましたね。
で、アメリカが僅差で2位です。
それから最近は中国が強くなってきていて、
3位に入ってます。
     
ふむふむ   そうなんだ。
     
ためのり   それからシンガポールも
末國誠(すえくにまこと)さんという方が、
仕事の都合で行っていて、
強くなってるんですよ。
     
ふむふむ   あれ?末國さんは日本の方ですよね?
     
ためのり   そうですよ。
日本のトップクラスの選手だったんです。
     
ふむふむ   シンガポールに行って、
シンガポールの代表になってる、
ってことですか?
     
ためのり   そうそう。
     
ふむふむ   あれ!?国籍は関係ないんですか?
     
ためのり   関係ないんですよ。
居住地で分けられてるんです。
     
ふむふむ   あー、そうなんだ。
と、いうことは貴重な戦力が
いなくなってしまったと。
     
ためのり   そうなんですよ。
日本としては戦力ダウンですね。
     
ふむふむ   それ、おもしろいなあ。
     
第2回 「クリスマスに家族でオセロを」につづく
     
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